TextGoダウンロード

2019年6月3日月曜日

UberEatsの相互評価システムは実用上意味がない理由

UberEatsには、お客様、レストラン、配達員を相互に評価する仕組みがあります。お互いが評価しあうことで、サービスの品質を維持することが狙いです。
お客様がUberEatsで注文をすると、食べ物を受けとった後、レストランと配達員を評価することができますが、それが評価システムです。配達員側も、レストランでピックアップしたり、お客様の元へ配達した時に、それぞれを評価できます。

お客様、レストラン、配達員の中で一番立場が強いのはお客様です。建前としては、それぞれ対等ではあるのですが、お客様は、レストランの商品代金、配達員の報酬、Uber社の収入、すべての費用を負担している立場です。レストランと配達員は対等に近いですが、どちらかと言えば、配達員は仕事をもらう立場ですし、レストランが配達員へ配達料を支払っている名目になっていますので、レストランの方が立場が上に思います。
お客様自身は配達員やレストランに評価されたところで、何の意味もありません。法律に反することや、余程ひどいハラスメントをレストランや配達員に行うことがあれば、悪い評価でしょうが、そうなると評価で済む問題ではなくなってきます。
レストランへの評価は、注文に影響することがあるかもしれませんが、それもごくわずかだと思います。
配達員への評価も、基本的に意味がありません。高いとゴールドパートナーとして認定されて、UberEatsで注文できるクーポンがもらえるらしいですが、皆勤に近い回数をこなす必要があるのと、まじめにやっていては維持するのが難しいレベルの評価が必要です。少なくとも私の場合は関係ありません。極端に低すぎると、Uber社から指導や、最悪の場合、契約の解除があるかもしれませんが、これもよほどのことがないとありえません。注文の数(鳴り)にも影響ないと思われます。仮にあるとしても気が付かないくらい微々たるものです。

このように評価システムは実質的な意味を成していません。しかし、評価の数字を気にする配達員やレストランのモチベーションアップ(ダウン?)には、ある程度の効果があると思います。
お客様が配達員を評価する際に、いくつかの選択肢を選んだり、コメントを入力することができるようです。その選択されたものを配達員が知ることはできますが、なにかコメントを記入されたとしても、配達員はそれを見ることはできません。Uber社の中でフィードバックとして活用するつもりなのかもしれませんが、たぶんいちいち見ていないと思います。

このように、ほとんど実用的な意味のない評価システムですが、正当な評価が行われるという裏付けがない以上、何にも影響しないという現在の状態で正解です。とくにBadの評価は感情的につけてしまいがちです。そのようなものが実益に影響すれば、それこそ問題です。
コメントが見えないようにするのも正解です。おそらく、コメントが見えたところで評価された方は納得できないのが目に見えていますし、場合によっては、理性を欠いた文章であることも予想できます。

配達員は、わざと悪くしようと思って悪くすることはありえません。悪意をもって配達を遅らせたり、わざと配達場所をすぐに見つけなかったり、配達物を破損するということはありえません。一生懸命やっての結果ですし、UberEatsのシステム上どうにもならないことも多く、配達員からみたら、それでBadというのはやりきれない気持ちになります。仮に、お客様が配達員と一緒についてきて、どのようにやっているかを観察していたらとてもBadとは言えないかもしれません。しかし、Badの評価をする方もそれなりの理由でそのようにされているわけです。それは勘違いもあるかもしれませんし、実は当然のものなのかもしれません。
そのように、どちらが正しいか定かでないようなことを、現実の損得に影響させるのは危険です。やはりどこにも影響しないという今のUberEatsのシステムの運用でちょうどいいのです。

ちなみに、私はすべてのレストラン、お客様にGoodしか入れたことがありません。機械的に何も考えず全てにGoodを入れています。正直、態度がどうかと思うレストランやお客様もおられますが、いちいち何も考えません。以前Badを入れられたレストランがありましたが、次に行った際、ぐっとこらえて何も押しませんでした(Goodは押せませんでしたが)。いつもピックに行く近所のレストランも執拗なBad攻撃を食らったことがあります。今はそのようなことはないですし、私は相変わらずGoodしか入れていません。おそらく特定のバイト店員の感情的な行動だと思います。

あるレストランに行ったとき、「そこには隣の家の扉があるので、今度からこっちに止めてくださいね」と駐輪場所について、店の人からやんわりと指摘いただきました。それで思ったのは、配達員としても、レストランやお客様に改善する点があるのであれば、そのようにするのが正しいのではないかと思います。
私は、レストランのピンずれや、お客様の配達員へのメモ欄に以前のものが残っている場合等、雑談のような雰囲気で指摘することがあります。そうすることで、険悪なムードどころか、かえって友好的になったりします。思えば、そういうときというのは、間違いを指摘したいのではなく、問題が起こりそうなことを未然に防ぐという、相手に悪いことが起こらないようにしたいと考えたときのように思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ToDo

有給休暇を管理できるアプリをダウンロード