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2023年12月4日月曜日

呼び出し時画面カバー、メモの非表示、住所テキスト非表示登録等

以前のようにマルチスレッドで画面解析できる設定を追加

最近のバージョンアップで、画面解析速度が遅くなった可能性があります。

本来スレッドセーフでない処理をマルチスレッドで行っていたので、安全のためシングルスレッドに戻したことが原因として考えられます。

とは言え、マルチスレッドであっても実使用で問題が起こる危険性は低そうなので、好みの方を選べるように設定項目を追加しました。

デフォルトではオフになっているので、ご利用になりたい方はオンにしてください。


補足1

実際のところ、シングルスレッドとマルチスレッドで実行速度を計測してもほとんど差は見られません。

想像ですが、マルチスレッドになることによってUIスレッドが実行される機会が増え、結果的にUIレスポンスが向上しているように感じるのかもしれません。


「呼び出し時画面カバー」で意図しない受諾を防止

スマホで何か作業をしながら配達リクエスト待ちをしている時に、突然注文が入って、配達内容を確認できずに誤タップして受けてしまう事故が起こることがあります。

それを少しでも防ぐ目的で、コンパニオンに備わっている画面カバーを流用することにしました。

注文が入った瞬間に画面全体をカバーして、タップをブロックします。

「設定」→「その他」→「画面カバー」→「呼び出し時画面カバー」で設定します。

「呼び出し時に閉じる」…有効にします。その上で、タイトルメニューから画面カバーをオンにすると機能します。

「公式配達員アプリ以外のみ」…公式配達員アプリ以外のアプリを使用中の時のみ機能します。

「画面カバーを閉じている時間」…画面カバーを閉じている秒数を指定します。閉じている間でも画面カバーを上にスワイプしていつでも開けることができます。


補足1

同じ設定画面中の上の方に画面カバーの全般的な設定項目がありますので、併せて設定しておくとより便利になります。

例えば「公式配達員アプリを維持」をオンにしておくと、画面をカバーすると同時に公式配達員アプリに切り替えます。他のアプリを使用中では公式配達員アプリの地図でピック・ドロップ先を確認できませんが、公式配達員アプリに切り替われば可能になります。

「配達支援サービス開始時オン」をオンにしておくと配達支援サービスを開始した後、タイトルメニューから毎回、画面カバーをオンにする手間がかかりません。


補足2

これは、呼び出しが入った瞬間に画面カバーを閉じてタップをブロックする機能ですが、閉じるまでにタイムラグがあります。閉じるのが間に合わない可能性もあります。


補足3

デフォルトの設定では、画面カバーが閉じた状態でどこかをダブルタップ(同じ場所を素早く2回タップ)すると、その下の部分をタップします。

それで、画面カバー越しに受諾や拒否のタップをできますが、反面、たまたまダブルタップしてしまうと、誤タップが起こります。

ダブルタップを無効にしたい場合は「ダブルタップ範囲」を「0」にしてください。


補足4

最近、公式配達員アプリの呼び出し時の画面が変更になり、受諾タップ範囲がかなり狭くなったので、誤タップの危険性は大きく減少しました。

せっかく作ったのにあまり意味がなくなりましたが、公式配達員アプリ側で改良されるのが最善です。

誤タップの可能性が低くなったとはいえ、それでも、受諾または拒否防止に使うことはできますし、公式配達員アプリに自動で切り替えるという面でも活用することができます。


不要なメモを非表示

古くなったメモや、一度見たので分かっているメモを非表示にできるようにしました。

配達中に表示される各メモの右側に「車両通行止」の絵文字が表示されます。

絵文字をタップすると、メモが薄い色になり、さらに「車両通行止」の絵文字が「目」の絵文字に変わります。

これで、非表示メモとして登録されています。今後このメモは表示されません。

間違って非表示にしてしまった場合は、「目」の絵文字をタップすると非表示をキャンセルできます。


履歴ページでも業者の公開メモを非表示にできます。

履歴ページの業者地図で、公開メモが登録されている業者のマーカーをタップし、

表示された吹き出しをタップすると、

業者情報ウィンドウが表示されます。

その中に公開メモの項目があるので、各メモ右側の「車両通行止」の絵文字のボタンをタップすると非表示になります。


非表示にしたメモを再度表示されるようにしたい場合は、業者情報ウィンドウを表示しなおして「非表示メモ表示」ボタンをタップし、

「目」の絵文字をタップしてください。


補足1

非表示にした業者の公開メモは履歴ページで再度表示されるように戻せます。

しかし、配達先のメモは一度非表示にすると、再度表示されるように戻すことはできません。


補足2

メモは後から何度でも編集して変更できるわけですが、非表示になっているメモが改定されたとしても表示されません。


業者情報ウィンドウの項目を折りたたんで表示スペースを増やせる

業者情報ウィンドウには「業者情報」「公開メモ」「ピック時間(プロ用)」「配達記録(プロ用)」を表示します。

情報が多すぎるとウィンドウ内に表示できないので、各項目を折りたためるようにしました。

各項目名の右にある矢印をタップしてください。

項目が消えて、他の情報が大きく表示できるようになります。


呼び出し時にオーバーレイを最前面に移動するように

これまで、呼び出しがあった時にコンパニオンのオーバーレイが公式配達員アプリのオーバーレイの後ろ側に行ってしまっていました。

コンパニオンのオーバーレイを前面に移動するように変更しましたので、呼び出し中も操作可能になります。

これで「呼び出し時P/D地図」を表示したり、コンパニオンのオーバーレイのアイコンをタップして公式配達員アプリに切り替えることが可能になります。


住所アシスタントの特定の住所テキストを非表示登録

住所アシスタントの各行を右にスワイプして、非表示テキストとして登録できるようにしました。

業者からの注意事項等に特に重要な情報が記載されていない場合等、表示する必要がないテキストをスワイプアウトして非表示にできます。

これまでも各行をロングタップすることで非表示にできましたが、同じテキストが表示されるたびに毎回しなくてもよくしたものと考えてください。


例え非表示になっているテキストでも、住所アシスタントの下部にある「目」のアイコンボタンをタップして再表示できます。

その時、薄い灰色になっているテキストは、非表示テキストとして登録されています。

その行を左にスワイプすると、非表示テキストとしての登録を削除し、また表示されるようになります。


補足1

非表示テキストは端末にファイルとして保存します。

登録していくことで、ストレージを消費します。

「設定」→「ウィンドウ」→「住所アシスタント」→「非表示テキストDBファイル削除」で、すべて削除でき、ストレージの占有領域を開放できます。その結果、すべての非表示登録テキストはクリアされます。


補足2

端末にファイルとして保存しているため、他の端末と非表示テキストの情報を共有できません。

アンインストールしたり、ストレージを消去すると、登録内容は失われます。

ファイルをエクスポートして、USBやBluetoooth、Googleドライブ等を経由し、他のスマホにインポートして使うことはできます。


補足3

非表示するテキストは、そのテキストの内容で登録されています。

ある店舗で表示されたテキストを非表示として登録した場合は、同じ内容のテキストは他の店舗でも非表示になります。

また、例えば注意事項を非表示にしたとしても、その注意事項がわずかでも変更された場合、再度表示されるようになります。


補足4

収集モードでは公式配達員アプリから取得した無意味なテキストのいくつかが表示されないようになっていましたが、今回追加した機能で自由に非表示テキストを登録できるようになったことで、そうしたテキストテーブルは廃止しました。

それで、収集モードを使いはじめると、これまで以上に不要なテキストが表示されるようになります。しかし、それらのテキスト行を右にスワイプしてどんどん非表示登録していくことで、これまで以上に不要なテキストを非表示にできます。

この機能追加の狙いのひとつとして、そうした非表示テキストテーブルをプログラム内に保持していた分のプログラムサイズとメモリを節約したいということもあります。

2023年11月12日日曜日

ピック時にドロップ時の情報を読み上げる挙動、高速事前住所検索、おつり計算機のメモリー機能等について

数珠ったピック先に行くときに一瞬そのドロップ先が表示される公式配達員アプリの挙動があります

公式配達員アプリでドロップの完了操作をして、次のピック先が表示された時、一瞬、そのピック後のドロップ先の情報が画面に表示されることがあります。

一瞬表示が見えることもありますが、ほとんど認識できないことが多いです。

コンパニオンはそれを検出するので、ドロップ状態になったと判断し、「写真を撮る」や「現金を受け取る」等と、ドロップ時の情報を読み上げてしまいます。

収集モードを使うと、それらの情報を取得していることが分かります。


ピック時にそのドロップ先の情報まで分かるのであれば、有用な情報として活用できそうですが、おそらくすぐに対策されると思いますので、コンパニオンでそれを利用しても、このバグが修正されるまでの短期的な機能にしかならないと考えています。

それで、コンパニオンでは、配達記録データに不整合が生じないように対策をしただけで放置しています。


ナビボタンのスワイプアウト

8月頃からですが、住所アシスタントのナビボタンをスワイプアウトした時の動作を変更しています。

ナビボタンを上にスワイプアウトすると、画像検索するようになっています。

横や下にスワイプアウトすると、これまで通りメニューが表示されます。

ナビボタンを上にスワイプアウトし、そのまま指を離さないでおくと、そのナビボタンの住所テキストで画像検索した結果を全画面表示します。

指を画面から離すと、全画面表示は消えます。

信号待ち等のすきま時間に配達先のマンションの外観をサッと確認することができます。

指を離すと消えるので、スクロール操作等はできません。

万一、画像検索の結果が全画面を覆って消せなくなった場合は、電源ボタンを押す等してロック画面に戻してみてください。


高速事前住所検索でナビボタンの方位距離表示を早く

住所アシスタントの住所情報が表示される際に、ナビボタンが回転して現在地からの方位を示し、その右側に目的地までの直線距離を表示しています。

これにはGoogleのジオコーディングサービスを使っていますが、たまに応答速度が遅く、ナビボタンが黄色のまま検索中で時間がかかることがあります。それでも数秒で応答がありますが、わずかな時間とは言え最初のスタートダッシュで待たされるのでイライラします。

それを少しでも軽減するために、コンパニオンのサーバーキャッシュで高速化することにしました。

これまでのGoogleのジオコーディングと同時並行でコンパニオンのサーバーにもキャッシュがないか検索に行きます。コンパニオンのサーバーで先に見つかった場合、ナビボタンに方位と距離を暫定表示します。この時は、ナビボタンの色は少し暗い色になっています。

その後、Googleのジオコーディングの結果が返ってきたら、いつも通りの色となります。

コンパニオンのサーバーのキャッシュにヒットすれば、より早く目的地への方位と距離を知ることができるので、ナビ用テキストの選定を早くできます。


注意点としては、キャッシュの情報が古くなる可能性もあるので、Googleのジオコーディングで最新の結果が返ってきた時、方位と距離の表示が変わることがあるかもしれません。

また、ネットワークが接続できていて十分な速度が出る状況である必要があります。


ついでに、若干のメモリキャッシュも行って、直近に行ったピック/ドロップ先は即時表示できるようにもなっています。


この機能はプロ用で、「設定」→「ナビ」→「高速事前住所検索」をオンにすると有効になります。デフォルトではオフになっています。


ナビでピック/ドロップ先へ向かっている時に住所アシスタントが開くのを抑制

例えば、ピック先に向かっている時に追加のリクエストが入り、それを受けると、住所アシスタントの住所テキスト一覧が更新されるので、住所アシスタントが開きます。

しかし、その状況は、まだ一件目の店舗に向かっている途中なので、住所アシスタントを操作してナビの目的地を変更することはありません。むしろ、住所アシスタントウィンドウが地図を隠して邪魔になる可能性があります。

そこで、住所アシスタントの中でナビとして用いているであろう住所テキストに変更がなければ、住所アシスタントを開かないようできるようにしました。


「設定」→「ウィンドウ」→「住所アシスタント」→「ピック/ドロップ先への変化がある時のみ」をオンにするとそのようになります。


住所アシスタントが開かれないだけで、次のピック先等は一覧に追加されています。

また、追加の配達が、その時向かっているピック先の前に割り込んだ場合や、ドロップに向かっている途中で別のピックが割り込んでくるような状況等、ナビとして用いているであろう住所テキストが変わった場合は、これまで通り住所アシスタントが開くはずです。


ナビボタンの縦/横サイズを変更可能に

住所アシスタントのナビボタンの表示サイズを変更できるように以下の設定項目を追加しました。

「設定」→「ウィンドウ」→「住所アシスタント」→「ナビボタンの幅サイズ」

「設定」→「ウィンドウ」→「住所アシスタント」→「ナビボタンの縦サイズ」

小さすぎてタップしにくい場合は、調節してみてください。

しかし、実は、縦サイズが機能せず、幅サイズになってしまう不具合があり、Ver1.196で修正します。


コンパニオンが起動しなくなることがある件

Ver1.193から、セキュリティを高める取り組みを行っています。その影響で、コンパニオンが起動しなくなることがあります。

端末内に保持しているデータ暗号化パスワードとサーバーに記録されているダイジェストが一致しないことが原因です。

例えば、複数台の端末にインストールしていて、それぞれが異なるパスワードになっているとそのようになります。

コンパニオンのアイコンをロングタップして表示される「アプリ情報」からストレージを消去するか、コンパニオンを再インストールして、データ暗号化パスワードを再設定すると起動するようになります。


おつり計算機にメモリー機能を追加

これまで、二件連続してドロップする際に両方とも現金払いだった場合、二件目のおつり計算機に一件目の金額を加算するボタンを表示していました。同一配達先の場合に一回で現金のやり取りができるようにするためです。

しかし、現在は、公式配達員アプリが仕様変更され、同一の配達先の場合、ひとつの画面内で両方の金額を表示するようになっているようです。

これに対応するために、おつり計算機にメモリー機能を追加しました。それにともない、これまでの一件目の金額を二件目に加算する機能は廃止します。

請求金額の左に「M+」ボタンを追加しました。クリックすると、その金額がメモリーされます。ボタンは「MC」に変化しますので、もう一度タップするとメモリーをクリアします。

メモリーされた金額はキーパッドの上部に表示されます。タップすると、請求金額にメモリーの金額を加算します。

実運用では、一件目のおつり計算機でメモリーに記録し、二件目のおつり計算機でメモリーされている金額を加算します。


その他

クラッシュが発生している個所は日頃からつぶしていますが、Googleマップや入力機能で時々クラッシュしているようです。AndroidのAPI自体に問題がある可能性が高く、手が出せず、解決方法は見つかっていません。

おつり計算機の文字サイズを変更できるようにしたり、公式配達員アプリから取得できていなかった項目に対応したり、Android14対応、安定性やセキュリティの強化、開発環境やライブラリの最新化等々、細かな変更や調整を行っています。

2023年9月19日火曜日

メモと行ったことがある配達先の判定方法を変更しました

メモの変更

配達先のメモを記入しておき、再び同じ配達先に遭遇した際にはそのメモが表示されますが、同一の配達先であるかどうかは配達先の名前や住所で判断しています。

そのため、お客様が名前や住所を変更した場合、同一の配達先であることを判断できなくなります。

そこで、呼び出し時の住所や現在位置の情報を加味することで、住所を変更されても同一の配達先であることをある程度判断できるように変更しました。


【ピック時の配達先メモを検索するアルゴリズム】


【ドロップ時の配達先メモを検索するアルゴリズム】


同一の配達先であると判断するには、最低限、名前が一致する必要があります。

ただし、名前が「PayPay U.」の場合は、除外します。

逆に言えば、名前が一致する場合、誤判定する可能性もあります。


上記チャートの(1)~(4)は、情報の信頼度を表し、数字が大きいほど信頼できることを意味します。

コンパニオンのオーバーレイに表示されるメモには、その信頼度を表す数字を併記します。


呼び出し時のメモに関しては、これまで通り、単純に呼び出し時の住所テキストで検索しています。こちらも「西川通 & 東大路, 徳島市」のような表記の場合は、誤報になることが多いと思いますので、メモを検索しないようにした方がいいか検討中です。


行ったことがある配達先の検出変更

行ったことがあるかどうかの判断にもメモと同様に、呼び出し時の住所をジオコーディングした座標を利用するように変更しました。

名前が一致し、ジオコーディングした座標と配達先の座標との距離が500m未満の記録を同一配達先と判断します。

これにより、今までドロップ時に読み上げを行っていたのを、ピック時に行うよう変更しました。

読み上げ文言は、「1回行った配達先かも。最後は18日前。」のようになります。


オーバーレイの情報ウィンドウの配達番号の横にも表示します。



現状、このように変更しましたが、必要によりさらに調整していきます。

2023年7月31日月曜日

住所アシスタントをほぼ完全に使いこなす

コンパニオンの説明動画第二弾を作成しました。

もっともよく使われている機能ながら、細かい機能が多すぎて100%理解している人はいないのではないかと思われる「住所アシスタント」について徹底的に解説しています。

前回の動画は、本当に初歩的な説明でしたが、今回の動画はすでにコンパニオンを使われている方にも役立つ内容ではないかと思います。

以下の5部構成になっています。


Episode 1 ナビボタン関連

・ナビボタンでウェブ検索

・ナビボタンでメニューを表示

・ナビボタンの色

・各行の非表示方法


Episode 2 編集行関連

・リストからの入力方法

・ジオコーディングした住所候補からの入力方法

・メモからの入力方法

・行末削除機能

・その他


Episode 3 座標関連

・緯度経度ボタン

・登録済ピック位置

・「ドロップ」「次のピック」表示


Episode 4 地図関連

・地図サイズ変更

・マーカー

・地図からナビ開始

・Nマーカー

・ヒートマップ


Episode 5 コンパニオンが対応できない時

・収集モード

・最終手段と出前館、Menu、Wolt等の対応


住所アシスタントの使い方を網羅することを目標に作成しました。

それでもまだ、Bluetoothやサーバー経由によるナビの転送等、紹介しきれていないこともあります。それらはまた別の動画を作成したいと思います。


こちらよりご覧ください。


2023年7月26日水曜日

コンパニオンの使い方の説明動画を作成しています

 かねてより、コンパニオンの使い方が難しい、分からないというフィードバックが多くありまして、それが課題のひとつでした。

コンパニオンを、はじめてインストールした方は、最初の一歩の時に、いきなり多くの機能や多くの設定項目を見せられ、しかも実際の配達で使って理解していくしかないため、避けられないストレスがあります。それは、ルールの難解なストラテジーゲームを始めるときのような感じです。

しばらく使って基本的な使い方が理解できたとしても、深い、細かい部分の活用方法は不明なままになっていることもあります。


ヘルプがあるにはあるのですが、文章を読んで理解する必要がある上、量もあり、おそらくほとんど見られることがないのかもしれません。

そこで、動画で説明する方法についてずっと検討していました。しかし、私自身の立場やコンパニオンアプリの継続性等を考えると実現できていませんでした。

ここ最近、急速に生成AI分野の技術が進歩しており、動画制作の手法も広がっています。そうした技術も活用して、そろそろ説明動画の制作をはじめたいと思います。


まずは、インストールからオーバーレイの操作方法、住所アシスタントの基本的な使い方までを説明した動画を作成しました。すでにご使用中の方にはあまり役に立たないかもしれません。今後、もっと詳細部分の説明動画を作成していく予定です。

私の滑舌が悪いのが一番の原因ですが、音声を別人に変更しているので、聞き取りにくい部分や誤認識があります。

声質は、やさしい人柄に聞こえるよう、おじいさんボイスにしています。本当の声とは全然ちがいます。


動画で説明したとしても限界がありますし、するにしても本当は稼働動画を作るのが一番分かりやすいと思っているのですが、稼働地域が明らかになると問題があるような気がして躊躇しています。

以下が動画へのリンクです。Youtubeにアップロードしていますので、新しい動画をアップした時に分かるようにチャンネル登録と、よろしければ高評価のクリックをしていただけましたら幸いです。

https://youtu.be/dyUbh0Ds7zo


2023年4月19日水曜日

配達にも活かせる新しいAndroidアプリを作成しました。

コンパニオンの開発ノウハウを活かして、フードデリバリー配達にも活用できそうな新しいAndroidアプリ「TextGo」を作成しました。

ただし、有料アプリ(100円/月)ということをあらかじめお伝えしておきます。


起動すると、最初から設定画面になるので、ここで「TextGo オン/オフ」をタップします。


読み取りたいテキストを表示したアプリを起動し、オーバーレイアイコンをタップします。


画面内にあるテキスト情報を検出します。

検出されたテキストは徐々にジオコーディングされて現在地からの方位と距離を表示します。


テキストをタップすれば、GoogleMap等、様々なアプリを起動できます。


Bluetooth経由で他のスマホに転送するよう設定できます。


起動するアプリは地図アプリ以外にも柔軟に設定できます。詳細な設定は少々難易度が高いかもしれません。


コンパニオンの住所アシスタント部分を簡単にしたようなアプリで、ひょっとしたらUberEats以外のフードデリバリーやその他の配達でも使えるかもしれません(試していないので分かりませんが)。

汎用的なアプリなので、公式配達員アプリの突然の変更にも比較的強いです。反面、UberEats配達専用であるコンパニオンのように多彩な便利機能はありません。


PlayストアでTextGoをダウンロード

通常でも一週間無料試用できますが、コンパニオンユーザー向けの30日間無料プロモーションコード「companion202304」を用意しました。有効期限は5月末です。よろしければお試しください。

ApplivでもTextGoのアプリレビューが掲載されました。

2023年2月26日日曜日

2023年に入ってからの新機能(業者地図追加、配達記録改良、置き配メッセージ自動入力、次のピック先表示、音声設定)

今年に入ってからも何度かコンパニオンアプリの更新を行っていますが、その中で主要な変更についてご紹介します。


業者地図ですべての公開メモを見られるようになりました。

アプリ上部の「History」と書かれた部分をタップして表示できる履歴ページに業者地図を追加しました。

コンパニオンユーザーの配達記録に基づき、地図上の業者の推定位置にマーカーを表示します。ご自身の配達記録がある場合や、公開メモがある場合は、それを示すアイコンと件数をマーカーに併記します。

各マーカーをタップすると情報ウィンドウが表示され、その情報ウィンドウをタップすると、対象業者の詳細な情報や公開されているメモを表示します(プロフェッショナルユーザーの場合、対象業者に対するご自身の配達記録も表示します)。


地図上部のチェックボックスで表示マーカーを絞り込めます。

・公開メモ…公開メモがある業者のみ。

・配達記録…ご自身の配達記録がある業者のみ。

・1年以内…1年以内にデータの更新があった業者のみ。名称が変わっていたり、サービスを提供していない可能性のある業者を非表示にできます。


配達記録の地図や統計を表示している時は、右上のアイコンボタンタップで業者地図に戻すことができます。さらにプロフェッショナルユーザーの方はスワイプアウトして表示件数を変更できます。

デフォルトでは、表示されている地図の範囲にある最近注文のあった業者から最新100件を表示します。地図をズームして表示範囲を狭めていくことで、非表示になっている業者も表示されていきます。


マーカーは配達記録に基づく推定位置なので、ある程度ずれますし、場合によってはとんでもない位置になっていることがあります。参考程度とお考え下さい。


配達記録の編集がもっと便利になりました。

これまでの配達記録の表示について少し改良しました。

右端に追加した上下矢印のボタンを上下にドラッグ(上下スワイプ・ボタンを触ったまま上下に動かす)ことで、地図とその下の一覧の境界を上下移動できます。状況に応じて見やすい位置に調節できるようになりました。

以前より、一覧の各項目をロングタップ(長押し)してメニューを表示し、その中から業者や配達先のメモを入力できます。そして一覧にその入力済のメモを表示していますが、そのメモ部分をタップして入力済メモの内容を再編集できるようにしました。

地図上のマーカーをタップして表示される情報ウィンドウをタップすることでも、配達に関する詳細な情報を表示できるようにしました。


置き配メッセージが自動入力されるようになりました。

公式配達員アプリにて置き配のメッセージを入力するタイミングで、固定メッセージをクリップボードに入れてくれる機能があります。後は、テキストボックスに貼り付けるだけで、それを入力することができました。

これを自動で貼り付けするようにして、さらに省力化しました。


Androidが画面情報をプールしている領域の容量に制限があるため、Androidのバージョンや機種によっては自動で貼り付けできない場合があります。その場合はこれまで通り、テキストボックスに貼り付け操作を行ってください。


複数店舗ピックで次のピック先を表示

複数店舗ピックの一件目のピック時に、次のピック先名を住所アシスタントに表示するようにしました。

一件目のピックの待ち時間がある時は、先行して次のピック先をナビ入力しておくことができます。


ピック先の名称でジオコーディングしますが、登録済のピック位置がある場合は、そちらを優先します。(ピック位置の登録は、配達記録の地図でPマーカーをロングタップしたままドラッグで行えます。)


次のピック先は住所アシスタントの地図上で「NP」のマーカーとして表示します。


一件目のピック先に行こうとしている時に、間違って二件目のピック先に行かないようご注意ください。それを防ぐために、次のピック先のナビボタンをタップした時は音声でお知らせします。


音声設定を追加しました。

再生される音声の音量・ピッチ・スピードを変更できます。

音声再生開始時のサウンドは、Bluetoothヘッドセットでのウェイクアップを意図しています。音声再生を連続する場合は、最初の一回しか鳴らしません(例えば、テスト再生を連打しても最初の一回目しか鳴らしません)。

2023年2月21日火曜日

アプリの提供方法を検討しています。

これまで、コンパニオンアプリはPlayストアにて提供してきました。

Playストアに新しいプログラムをアップロードすると即時公開されるわけではなく、Playストアによる審査を受けます。通常は1時間程度で公開されますが、長いと数日かかったり、場合によっては否承認となり、さらに時間を要します。


審査では実際にアプリを動かしてチェックしていると思われるフシもありますが、多くの場合、アプリが要求する権限やPlayストアに記載している説明文・申告内容がポリシーに適合しているかをチェックしているものと思われます。


現在、コンパニオンアプリのV1.143の公開にて、否承認を受けています。理由はAccessibilityService APIに関する説明不足というものです。

コンパニオンアプリは画面の情報を読み取って動作するため、AccessibilityService APIは必須の機能ですが、画面内の情報を読み取れるということを悪用するかもしれないという疑いが持たれます。

もちろん、コンパニオンアプリは、画面から取得した情報を配達業務やアプリの機能に関係ないことに利用することはありません。


セキュリティという観点から審査が厳しくなるのは理解できますが、それによってアプリが公開できなくなっては意味がありません。

さらに以下のような問題があります。

・緊急でアプリを更新したいことがあるが、審査に時間を要し、即時性がない。

・V1.142までとV1.143では、説明文の変更をしておらず、審査担当者の匙加減によるのか、基準があいまい。

・審査結果による指摘が定型文のコピペで、具体的・明確な対処方法が示されず、解決の目途が立たない。


これまで、Playストアのポリシーに適合するために、説明動画の提出を求められたり、最新APIへの対応が必要になったりと、アプリの本質的な制作作業以外に時間をとられることが多く、なんのためにこんなことをやっているのか分からなくなることがあります。

また、サードパーティーの決済方法が使えない等、Playストアのプラットフォームビジネスに則ったアプリの制作方法に縛られます。


いつ、どのような理由でコンパニオンアプリが突然公開不能になるかも分からないリスクがあるため、アプリ公開の継続性を危惧し、別の手段を用意しておくのがいいと考えています。

具体的にはAPKを直接ダウンロード可能にします(サイドローディング)。

・審査を待たず利用可能になる。

・最新バージョンに問題があった場合、古いバージョンをダウンロード可能にできる。

のような利点がありますが、Androidの設定で「不明なアプリのインストール」や、AccessibilityService APIを許可する操作が必要になります。


V1.143の審査が通った場合、これまで通り、可能な限りPlayストアでの公開も継続していきます。

ToDo

有給休暇を管理できるアプリをダウンロード