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2022年2月23日水曜日

UberEatsの配達報酬の仕組みを考察。配達調整金額はどのように算出されるか?

今更ではありますが、UberEatsの配達員に支払われる報酬の計算方法について考えてみました。配達員の方はご存じの通りUberEatsの配達報酬はきちんと公表されておらず、ブラックボックスでよく分かっていません。特に「配達調整金額」という謎の項目によって、金額が大きく変動します。


「配達調整金額」は、いちおうUberEatsの公式ページにて、以下のように説明されています。

以下のような特定の状況において、基本金額に加えて配達調整金額が加算される場合があります。

-通常の目安よりも交通状況が混雑している場合

-通常の目安よりも商品受け取り場所での待ち時間が長い場合

-配達パートナーの数が少なく通常よりも配達の需要が高い場合

しかし、具体的な計算方法は示されていません。


以前、私が配達したいくつかの配達記録をもとに、どのように金額計算されているかを推定してみようと試みたことがあります。

まず、注文が入った時の画面で、見積もり料金、時間、距離が表示されます。これらは見積もりであり、実際に配達した結果とは異なります。


配達した結果、例の「配達調整金額」によって最終的な金額は調整された額
になります。ただし、見積もり料金は下回ることがない最低限の金額であることになっています。

公式配達員アプリで、配達ごとに最終的な報酬金額と、その根拠となるベース、配達調整金額、サービス料、ブーストといった内訳を見ることができます。配達にかかった時間と距離も表示されています。

しかし、そこにある時間はドロップに要した時間?と思われ、実際にはピックに要した時間も勘案する必要があります。つまり、本当の配達時間は、注文を受けてからドロップを完了するまでであり、数珠っているときは、前回の配達を完了してからその配達のドロップを完了するまでとなります。この実際に配達にかかった本当の時間はどこにも表示されていませんが、コンパニオンの配達履歴ではその推定時間を表示しています。


ある日の配達記録から、そうした情報を表にしてみました。

※ピーク料金、チップ、ダブルは除外しました。


この表の通り、配達調整金額が133~349円の間で大きく変動しており、一見すると、この金額が最終的な金額を決める重要な意味を持っているように思えます。

見積料金は、鳴った時の時間に比例しており、そこに距離とブーストが加味されているように見えます。

ベース料金は、公式アプリの記録時間に比例しており、やはり距離も加味されているようです。

問題の実際の金額ですが、まず、No.1とNo.2は見積金額と実際の金額が同じなので、見積金額が最低保証されるというルールから、この考察では除外して考えます。それ以外を見ると、実際の金額は、現実にピック/ドロップに要した時間と比例しているように見えます。加えて多少ブーストがあれば高めの金額になっているようです。


結論としては、実際の金額は現実にピック/ドロップに要した時間+ブースト分で求められていて、配達調整金額はそれに合うように逆算されていると考えられます。配達調整金額自体を求めるなんらかの計算式があるわけではありません。たぶん、気が付いていた人は多いと思いますが、そう推測できます。


公式サイトの説明では、交通状況とか、商品受け取り場所での待ち時間が考慮されているように書かれていますが、それらは時間がかかるケースのたとえ話であって、端末の位置情報の動きをトラッキングしていて、レストランに留まっているとか、渋滞にはまっていることを検出しているわけではないと思います(技術的にも面倒そうです)。表の中でも、レストランで待ちがあったケースもあったのですが、特にその金額が多いわけではありませんし、レストランでの待ちも渋滞もなかったが配達先を探すのに時間がかかったケースでは金額が多くなっています。

配達の需要というのも、ブーストのことを言っている可能性がありそうです。


結局のところ、配達時間で報酬金額が決まるのであれば、無理に急いで配達する必要はなく、安全・確実な運転を心がけて配達すればよいことになります。

ブーストは多少(数十円)影響しそうなので、どちらかと言えばブーストの高いエリアで活動するのがいいとは思います。

この仕組みを逆手にとって、配達完了時間を遅らせて報酬を稼ぐとか思いつきますが、不審な挙動はリスクがあるので、変なことはしない方がいいと思います。


見積料金についても、実際の配達にかかった時間の結果で決まるので、あくまで最低金額というだけで、あまり意味がないように思えてきます。


ちょっと話は変わりますが、報酬がどのように計算されているのか明確に分からないと配達員は正当な報酬を受け取っているのか確認することができません。本当は、配達員が自分で検算できる方法にするべきではないかと思います。UberEatsだけでなく、他のフードデリバリーサービスもありますし、業種の異なる似たモデルのサービスもありますので、いずれ法律や制度によって是正されるものなのかもしれません。

2022年2月22日火曜日

コンパニオンV1.086の変更点。トップページの変更。行ったことがあるドロップ先の時の音声通知追加。

・トップページ変更への対応。

このブログのひとつ前の記事に記載の通り、トップページを整理しました。


・現金払いの料金画面から前の画面に戻すとおつり計算機が消えて、すぐに再表示されるのを対策。

現金払いの時、公式配達員アプリの料金が表示されている画面になると、おつり計算機が表示され、公式配達員アプリの前の画面に戻ると、おつり計算機を消す動作になるつもりでしたが、おつり計算機が一瞬だけ消えて、再表示されていたのを対策しました。


・行ったことがあるドロップ先の時に音声で知らせるように追加。

設定の音声の中に「行ったことがあるドロップ先の時」という設定項目を追加しました。

オンにしておくと、ドロップの時に、以前に行ったことがある配達先と思われる場合、音声で、行った回数と、最後に行ったのは何日前かをお知らせします。

これは、コンパニオンに保存されている配達記録に基づいて動作します。

2022年2月21日月曜日

コンパニオンのトップページを変更しました。

 コンパニオンのトップページにいろいろな情報を表示していますが、少し整理・変更しました。

「はじめての方へ」は初めて使う方のみに表示すれば良いため、ある程度配達記録のある方には表示しないようにしました。

「お知らせ」は、ずっと同じ内容を表示したままでしたので、いったん消しました。

「Tips」は、コンパニオンの便利な使い方や、存在に気が付きにくい機能をランダムで表示してご紹介しています。新しいTipsをたまに追加することがあります。

「位置情報とユーザー補助サービスについて」は、Androidアプリのポリシー準拠のために記載しています。

新たに「最新ブログ記事」を表示するようにしました。このブログに新しい記事を投稿すると、その記事のタイトルを表示します。このブログでは、コンパニオンアプリに関する詳細な情報や、UberEatsに関連することを投稿しています。

2022年2月15日火曜日

Ver1.084の更新で、配達記録を登録できなくなることがあるため、対策したVer1.085をリリースしました。

コンパニオンのVer1.084、Ver1.085を公開しました。

Ver1.084で、アクセシビリティサービス内で保持している情報に関する変更を行いましたが、その情報はアクセシビリティサービス起動時に取得します。アクセシビリティサービスを適切なタイミングで再起動しないと、情報を取得できなくなり、配達記録を登録することができなくなります。

その対策として、Ver1.085にて、新しいバージョンに更新して最初に起動したタイミングで、アクセシビリティサービスを終了するようにしました。そのため、アプリを更新した後、配達支援サービスをオンにしたとき、アクセシビリティサービスをオンにしなおす必要が生じます。アプリ更新時にこれまでより手間が増えてしまいますが、確実な動作となるように、今後もアプリ更新時にはいったんアクセシビリティサービスを終了するようにしたいと思います。

2022年2月1日火曜日

UberEatsで複数店舗ピックが開始される?

先月あたり、公式配達員アプリで、ピック中に追加で他の店舗の依頼が入る挙動が見られたようです。例えば、マクドナルドへピックに向かっている途中で、ケンタッキーフライドチキンの追加ピックの依頼があるというような動作です。今のところ受けたとしてもエラーになってしまいます。

ただのバグかもしれませんが、UberEatsのヘルプには、複数店舗のピックも可能とするような記述があり、公式配達員アプリではすでに実装されているのかもしれません。


複数店舗ピックは、たしかに配達効率が向上する可能性がありますし、配達にかかるコストを減らすためのアイディアとして導入されてもおかしくないと思います。しかし、配達員にとっては手間が増える上、リスクも高くなります。配達料金の上乗せがないと敬遠されるかもしれません。ただ、そうすると効率化した意味を相殺してしまいます。


コンパニオンは、複数店舗ピックを開始してもプログラム対応しやすいように、一昨年にデータ構造を変更してありました。しかし、よく考えるとそれでは対応できないことが判明したため、現在、あらためて作り直しています。コンパニオンのプログラムの核心部分である画面情報の取得ロジックやデータ構造が大きく変わってしまいます。不具合が発生するリスクが高いので、入念にテストしてからリリースする予定です。どのタイミングで切り替えるか検討していますが、いずれにしても、変更した直後は、不具合の発生でご迷惑をおかけすることになるかもしれません。

ToDo

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