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2019年6月6日木曜日

場所がわからず一番たいへんだった配達先の建物は

UberEatsの配達員をもっとも多く困らせるのが、配達先が分からないということです。日常茶飯事のことではありますが、そんな中で一番苦労した案件が記憶に残っています。

それは夜の配達だったのですが、中華料理屋でピックして、配達先に向かいました。距離はロングでもショートでもない、ほどほどの距離です。Googleマップでマンション名を検索してたどり着いたところは、マンションらしきものはなかったのですが、代わりに工場のようなものがあり、敷地を奥に入ったところに年季の入った2階建ての建物がありました。マンションではなく、この古い建物がアパートか寮のように使われているのかと思い、中に入ってみました。しかし、それらしき部屋はなく、人のいる気配もありません。
いったん、外に出て、近所を探しますが、目的のマンションはありません。ギブアップして、お客様にメッセージを送ったり、何回か電話をかけましたが、応答がありません。
しかたないので、10分タイマーを発動しました。これは、10分経っても応答がない場合、配達がキャンセルされるというものです。実際にはめったに使うことはありません。こうなると、お客様のスマホに、アラートが鳴り響き、カウントダウンが始まるそうです。
それで、ようやく、お客様から電話がかかってきました。中国系のなまりのある方で、ひどいタメ口の日本語です。外国の方ですので、丁寧な敬語の使い方に慣れていないということもありえるので、そこはスルーすることにします。場所を特定するためのヒントにはならない言葉も含まれていますが、そうした部分は無視をして惑わされず、とにかく場所を特定することだけに集中します。見知らぬ人へ発する言葉の使い方としてはネイティブの日本人には冷静さを保つのがきつい口調ではありました。
それで、自動販売機のある場所だと指示され、それらしき場所に行くのですが、まったく異なるマンションがあるだけで、目的のマンションは見つかりません。区画の反対側にあるのかと思って、反対側の道路に行ってもありません。
電話はつなぎっぱなしの状態です。お客様が外に出てみると言われ、出てこられてから、「おーい」と叫んでくれと言われたので、叫んだところ、声が聞こえるとのこと。近くにいるはずなのに、なぜか、たどりつけません。それで、逆にお客様が「おーい」と叫んだところ、こちらに聞こえます。聞こえるといより目の前のすぐ上にいるのが見えます。
お客様が立っているのは、違うマンションの2階です。そのまったく名前の違うマンションを入り、エレベータで2階へ上がると、隣のアパートに渡り廊下でつながっていました。隣のマンションが入り口ですから、目的のアパート名で探しても絶対に見つからないわけです。
ようやく、配達することができましたが、10分タイマーはすでに終わっていますし、外で大声を出していたので、隣の住人が何事かと出てきて、謝ることになってしまいました。

いろいろ悪条件が重なったんだと思います。
隣のマンションが入り口になっている構造と、そのマンション名を伝えていただけていなかったこと。
夜間で暗くて、マンションと隣のアパートが上でつながっていることに気づけないこと。
はじめに連絡が取れなくて、10分タイマーを発動したことで、お客様が冷静に対処できなくなった可能性があること。
外国人でコミュニケーションがスムーズでないこと。

ということから、今後は、隣の建物が入り口になっている可能性あるかもしれないことを想定するということと、10分タイマー使った後、お客様と連絡をして、お客様に落ち着きがない場合は、10分以上かかっても構わない旨、あらかじめ伝えておくということが、対処法と言えそうです。

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