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2019年6月6日木曜日

配達員は儲かるのか。報酬は多いのか。

私は現役の配達員ですので、理論値ではなく、その実感から、UberEats配達員の報酬が多いのか、少ないのかを考えてみたいと思います。

配達員の報酬は単純ではなく、ブーストという地域ごとの乗率や距離で一回当たりの金額が変わります。回数インセンティブというのもありますので、それを一回あたりに平準化して考える必要がありますが、それも含めて単純に考えてしまうと一回当たり500円前後となります。
ピーク時中心に一日8時間稼働したとすると、一日20回程度の配達となり、1万円くらいになります。こうした数字は配達する人や時期によっても左右されますが、細かいことを言い始めると話が進みませんから、雑にそんなものと考えます。
ということは、週2日休んで月に20万円ちょっと、多く見ても30万円です。ボーナスなんていうものはありませんから、年収換算で300万円くらいです。がんばって400万円いくかどうか、休みなく働けば500万円いくかもしれません。
ここに、自転車やバイクの維持費が経費としてかかってきます。バイクですと1日何十キロも走りますからガソリン代やオイル代がばかになりません。走行距離が伸びて自転車やバイクの寿命も削ります。
所得税や住民税の支払いも忘れてはなりません。国民年金や健康保険もあります。

はっきり言って、これを本職としてやるには、儲かりません。
単に報酬だけでなく、仕事の内容も加味して考えても、屋外の気候の影響をもろにうける肉体労働です。一日やればけっこう疲れます。

では、見方を変えて、副業としてはどうでしょうか。
平日夜間や土日のみの稼働です。かなりがんばれば200万円行く可能性がありますが、現実的に100万円くらいと考えた方がいいでしょう。
国民年金や健康保険は本業で支払っていますので、その分の負担はありません。経費を引いても100万円のうち半分以上は残るのではないかと思います。本業よりは、ましですが、一年間副業をして、それだけの収入ですから、多いとは言えません。

これで結論が出ました。「儲からない」ということです。

では、やらない方がいいのかといいますと・・・やらない方がいいですし、これを本格的にやりたいという方がいたとしたら、お勧めしません。
しかし、それでも、やってみてもいいとも思います。
・なにか欲しいものがある学生→
 スマホを買いたいとか旅行に行きたいという目標があれば、その程度の収入は得られます。
・夫の収入が少ない主婦→
 少ないとはいえ、家計の足しにはなります。
・汗水流して働き取引先との関係を実感したい人→
 いつも冷暖房完備のオフィスワークでお客様と接することなく事務作業をしているような人は、正反対の環境に新鮮さを感じます。
・ダイエットしたい人→
 無駄にフィットネスクラブで前に進まないペダルをこぐよりは、少しでも収入になる分、お得です。
・ひきこもりの人→
 誰でもなれて、自由に一人で働けます。

興味のある方は、ぜひどうぞ。

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