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2019年5月30日木曜日

UberEats配達員が一番恐れていること

UberEats配達員を困らせる一番の問題は、配達先が分からないときです。
注文したお客様は、配達員がどのようにして配達するのかを詳しくは知りません。UberというIT企業が高度なテクノロジーによって開発した配達員専用の高性能アプリを用いて、正確に配達先へ誘導していると思われるかもしれません。配達員はただアプリの指示にしたがっていれば、勝手に配達先に到着する簡単な仕事であると。
しかし、現実は、配達員用アプリの地図に表示された配達先を示すピンがずれていたり、そもそも表示されていなかったりして、GoogleマップやYahooマップを使って検索しなければならず、意外に原始的なやり方で、四苦八苦しています。

お客様は注文時に入力した住所が配達員のアプリに表示されていないことがあることを知らず、当然分かっているはずの配達先に届けられないわけですから、配達員を能無しと思うでしょう。
Googleマップ等の地図アプリで検索できないマンション名であったり、別の場所が該当してそちらに間違ってナビ誘導されたりすることがあるのですが、お客様はそもそも地図アプリを使う必要があることなど知る由もありません。単に、どんくさい配達員だと思っているだけです。

配達員に配達を遅らせる動機はなく、むしろ一刻も早く届けたいと思って汗水流しながら必死で配達先を探し、どうにか配達先を見つけ出して配達を終えても、お客様は仏頂面の顔で受け取り、配達員の努力に対しては、配達員評価Bad「配達の遅れ」をお礼としてもらうことになります。

そういうことであっても、受けた依頼ですから、なんとしても配達先に届けるのが責任です。地図アプリで検索してダメなら、メッセージや電話で聞き出すことになります。外国人であったり、稀にいろいろ難しい人であったりすることもあるのですが、目的は届けることだけですので、冷静さを保ち、頭を使って業務を完遂することに専念します。

配達先が分からず、てこずっていると、知力・体力を消耗しますし、背負った食べ物は時間とともに劣化していき、次の配達業務に移れず収入も減ることになります。やっと配達を終えても、どっと疲労を感じます。

私が始めてUberEatsの配達をやった初日に、この仕事は配達先が分からないという致命的欠陥があり、そう簡単にはいかないことを思い知りました。
地図でピンの立っている民家の位置へいったところ、そこではなかったため、周囲を探したり、近所の人に聞いてみましたが、それでも分かりませんでした。そこで、お客様に電話をしたところ、高齢の女性が出て、高慢な話し方をされる方で、「XXXバーは分かるか?」と聞かれ、「ちょっと待ってください。地図で探しますから」と答えたところ、「XXXバーも分からんのか。XXXバーならだれでも分かるやろ」といった感じで言われ、あくまで冷静さは保っていましたが、なかなか辛い状況でした。結局、地図で見つけたXXXバーの付近で、そこの娘さんだと思いますが、外に出てこられて受け取られたため、配達は完了できました。
それにしても、配達場所が完全に分からないことがあるということと、UberEatsの配達員というのは、そのような扱われ方をする立場なのかと、愕然としました。
今にして思えば、配達場所はマンションでしたので、マンション名が入力されていないということは、よくあることですから、最初にマンションかどうか聞いて、マンションであればマンション名と部屋番号を聞けば、あとはすぐに分かることです。しかし、初日でしたから、そのようなことも分からないのです。

配達員が、配達で一番恐れていることは、配達先が分からないことです。これにハマってしまうと、なんでもない配達とくらべて、何倍も疲れてしまいます。

ところで、配達先を特定するにあたって、配達員用のアプリに表示された住所を使ってGoogleマップ等の地図アプリで検索できればいいのですが、地図アプリには手か音声で再入力する必要があります。そうした手間を少しでも軽減するためのAndroidアプリを作成しました。Yahooマップやゼンリンの地図アプリでも検索できるため、配達先の特定をもう少しスムーズにできると思います。よかったら使ってみてください。こちらからダウンロードできます。

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