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2024年8月20日火曜日

スクリーンショット設定の整理、テキストスキャナーとスマートアシスタントでの呼び出し時単価読み上げ設定例等

スクリーンショットの設定項目を整理し、テキストスキャナーとスマートアシスタントを分離(V1.233以降)

設定のスクリーンショットの中に、MLとAIという機能の設定項目がありました。それはスクリーンショットで使っているメディアプロジェクションが関係していたためですが、MLもAIもスクリーンショットを目的としたものではないので、スクリーンショットの設定の中にあるのは不自然でした。
この2つの機能をスクリーンショットの設定から取り出して、「その他」の方に移動しました。
名称も「ML」から「テキストスキャナー」、「AI」から「スマートアシスタント」にそれぞれ変更しました。
テキストスキャナーは画面の中のテキストを機械学習によりOCR的に読み取る機能であり、スマートアシスタントはコンパニオンが賢い助手のようにふるまう機能というイメージからそうした名前にしました。

テキストスキャナーとスマートアシスタントを呼び出し時自動スクリーンショット&単価読み上げに使う(V1.233以降)

ここ最近、Android 14を使っている一部の方で、呼び出し時の画面の情報を取得できないことから、それに基づく以下のような機能が使えなくなっています。
・呼び出し時に、キロ、分、時間単価の計算の表示・読み上げができない。
・呼び出し時に、業者名の読み上げができない。
・呼び出し時に、自動スクリーンショットされない。
・ピック時に、住所アシスタントにドロップ先の住所が表示されない。
・履歴ページで検索して、呼び出し時の情報が記録されていない。
・その他、呼び出し時のいくつかの読み上げや一部機能が実行されない。
この中で自動スクリーンショットと単価計算の代替手段として、テキストスキャナーとスマートアシスタントを使うことができます。
以下に設定例をご紹介します。

【テキストスキャナーで呼び出し時を検出する】
「設定」→「その他」→「テキストスキャナー」
・呼び出し時検出を使う
オンにします。
注意!通常の呼び出し時検出が使えない場合の代用ですので、これをオンにすると通常の呼び出し時検出は停止します
・検出テキスト
例えば、「サービス料控除後の支払い額 限定」のように設定します。
これで画面内に「サービス料控除後の支払い額」と「限定」という2つのテキストを検出した時に、公式配達員アプリが呼び出し時の画面になっていると判断します。
この2つのテキストがあるということは、配達依頼レーダーではない通常の呼び出し時の画面である可能性が高いです。
・スマートアシスタント用トリミングテキスト位置(V1.234以降)
例えば、「限定」と設定します。
それにより、画面の中で「限定」と書かれているテキストより上の部分を取り除いてスマートアシスタントに渡します。地図やステータスバーの部分をなにかの情報だと勘違いされることを防ぎます。

【単価計算を設定したい場合】
「設定」→「その他」→「スマートアシスタント」
・呼び出し時スマートアシスタント使用
オンにします。
・呼び出し時指示
例えば、「例」の中の「キロ、分、時間単価」を使います。
表示・読み上げ対象、読み上げ順序を変更する等したい場合には指示文を編集してください。
・応答を情報ウィンドウに表示
オンにします。

【自動スクリーンショットを設定したい場合】
「設定」→「オーバーレイのアイコン」→「スクリーンショット」
・呼び出し時スクリーンショット
オンにします。

スマートアシスタントのポイントを大幅値下げ

スマートアシスタントのポイントは一般ユーザーは毎月初めに3回分付与され、プロフェッショナルユーザーは300回分付与されます。
それで不足する場合は、1000回分を400円で追加購入できました。
これを1000回分を100円に値下げします。
すでに購入されている方の残りポイントも4倍してあります。
これまでよりも費用を気にすることなく使えるようになりました。
このポイントはプロフェッショナルユーザーでなくても購入できます。

MacroDroidで地図アプリ操作を自動化等(V1.232以降)

住所アシスタントからナビ情報を地図アプリに転送できますが、その転送対象にMacroDroidを追加しました。
MacroDroidはAndroidの動作を自動化するアプリです。コンパニオンが未対応の地図アプリを起動したり、転送されたナビ情報を地図アプリに自動入力するような応用が可能になります。
使い方が難しいかもしれませんが、使いこなすとコンパニオンだけでなくAndroidのあらゆることにも活用できるようになります。

コンパニオンからは以下の情報をIntentとして送信します。MacroDroid側では、そのIntentを受信することでコンパニオンからのナビ情報を受け取れます。
アクション:
com.arlosoft.macrodroid.uedc1
com.arlosoft.macrodroid.uedc2
com.arlosoft.macrodroid.uedc3
エクストラ名:text

ヘルプを最新化

最近、ヘルプを更新できていませんでしたが、まずは最新状態に更新しました。
現状のヘルプの切り口からでは、説明しきれていないことがありますのでまだ十分ではありません。
実際のところ、ヘルプはほとんど見られていないと思いますが、それでも情報がないと機能の存在自体を知ることができませんので、わずかな人向けであっても必要なものだと考えています。

2024年7月15日月曜日

付近のリクエスト状況を見れる機能・ヘビーユーザーの有料化

トップページに「付近のリクエスト状況」追加

プロ用として、トップページに付近(半径5km以内)の配達員に入っている配達リクエストの単価を表示するように追加しました。

赤色で時給換算した金額も併せて表示しています。
配達業務を開始する前に、現在の単価の相場感を知ることができます。
実際にオンラインにしなくても、単価の状況をいつでもすぐにチェックできるので便利です。
過去1時間以内の最大10件を表示します。付近にコンパニオンを使っている配達員がいなかったりしてリクエストが入っていない場合は何も表示されません。

有料化を計画中

コンパニオンは実質的に無料で使える状況です。
有料のプロフェッショナルユーザーに登録できますが、プロフェッショナルユーザーにならないと使えない重要機能はないので、無料ユーザーのままでも十分使うことができます。

最初、プロフェッショナルユーザーを設けるにあたって、副業であまり稼働しないユーザーに関しては、300円とはいえ、少ない収益しかないところにアプリの課金が負担になるので無料で使っていただいたらいいのではないかと考えました。
それでは、多く使っているユーザーであればプロフェッショナルユーザーになっているのかといえば、実情はそうでもありません。
6月の一か月間におけるユーザーごとのコンパニオン使用量を一覧にした時、トップ100内で35、42、56、70、97番目の5名の方がプロフェッショナルユーザーでした。使用量トップ30内はゼロでした。全体的に見ても、アプリ使用量とプロフェッショナルユーザー登録に明確な相関関係は見られません。
もともとの主旨とは異なる状況になっていますが、これはこれでいいかもしれないと思ってはいたものの、すでにプロフェッショナルユーザーになられている方からすればアンフェアに見えるのではないかとも思います。
やはり、特に理由がなければ、無料で使えているものをわざわざ有料で使う人はいません。

コンパニオン制作にあたっては、これまでテスト機を調達できないことに不安を持っていました。例えば、すでにAndroid 15のベータ版がリリースされていますが、インストールできる端末がないので事前に対応できない状態です。今後も、今持っている端末に対応したAndroid 15が配信されるまでは対応できません。
端末価格は高価になってきており、新発売のAndroid 15端末を個人で必要もないのに買えません。
また、現在Android 14にて、リクエスト時の情報が取得できない問題が発生していますが、所有しているAndroid 14端末ではそうした現象が発生しておらず、特定端末かあるいは特定状況でのみ発生する可能性があります。その調査のためにレンタルで端末を手配していますが、時間がかかりますし、調査にかける時間も制限されますので、日常的にテストできる環境とは根本的に異なります。

最近のインフレで、サーバー等、あらゆるコストもいつのまにか値上げされています。

こうした実情から、本来の趣旨に立ち返り、使用量の多い方は、プロフェッショナルユーザーに登録していただくことを検討しています。
例えば、一定期間内の使用量が多くなった場合、プロフェッショナルユーザーに登録しないと、コンパニオンを使うことができなくなります。
8月には開始したいと考えていますが、有料化に対する極端な反発が起こるようなら撤回するかもしれません。

プロモーションコード!
30日間、無料試用できるプロモーションコードを用意していますので、これを機会にプロフェッショナルユーザーをお試しください。
「companion202408」(8月末終了)
お支払い画面のお支払い方法部分をタップした後、コードを入力してください。

配達依頼レーダー・ピックパックペイ対応

配達依頼レーダーや一部地域ではピックパックペイが始まっています。そうした業務に対しても正常に動作するよう対応を行っています。
ただし、ピックパックペイは実稼働をしたことがないので、まだ正常に動作するかは不明です。

2024年6月3日月曜日

ピック待ち時間表示・AIで呼び出し時にさまざまな情報を読み上げ可能に

最近の2つの追加機能についてご紹介します。

どれくらいピック待ちしているかが分かります。

ピック中に停止している時間を表示するようにしました。
停止して一分経過すると、その停止している時間を表示します。
この意図は、ピック先に到着して、どの程度の時間待っているのかを知ることができます。
注意事項
・ピック先に向かっている途中に信号待ち等で停止していても表示されます。
・厳密には、停止したタイミングからではないので、だいたい1分程度割り引いて考えた方が良さそうです。例えば、3分と表示されている時は、2分程待っていると考えてちょうどいいと思います。

呼び出し時のスクリーンショットをAIで自由に解析

こちらはV1.224のまだベータ版です。
呼び出し時のスクリーンショットをAIに解析させ、その返答を情報ウィンドウに表示したり、読み上げさせたりできます。
「設定」→「オーバーレイのアイコン」→「スクリーンショット」と進むと設定項目があります。
この機能を使うには同設定画面にある「メディアプロジェクション使用」と「呼び出し時のスクリーンショット」をオンにする必要があります。
特に理由がない場合は、「オーバーレイを非表示」をオンにして、スクリーンショットにコンパニオンのオーバーレイが写り込まないようにして、コンパニオンに表示された情報をAIに解析させないようにすることをお勧めします。

AIに関する設定項目は以下の通りです。
・呼び出し時AI
呼び出し時AIを有効にする場合にオンにします。オンにした場合、呼び出し時にAIがスクリーンショット画像を解析します。
・呼び出し時AI設定
次で説明します。
・応答を情報ウィンドウに表示
AIの応答メッセージを情報ウィンドウに表示します。情報ウィンドウのメッセージはタップで住所アシスタントの編集行に追記でき、ロングタップですぐに消せます。
・AI応答メッセージ表示時間
AIの応答メッセージを情報ウィンドウに表示する秒数を設定します。

【呼び出し時AI設定でプロンプト(AIへの指示文)をテストし、設定できます】
これまでにすでに呼び出し時スクリーンショットが撮影されている場合、それらのうち最新の20枚を表示しています。
その中から一枚をタップして選ぶことができます。ロングタップするとビューワーで表示します。
スクリーンショット画像を一枚選択し、「プロンプト」にスクリーンショットに関する指示文を入力して、「テスト」をタップするとAIがスクリーンショット画像を解析して、その指示に答えます。
例えば、配達料金はいくらかとか、配達距離は何キロか等を質問できます。
「読み上げ」チェックボックスをオンにするとAIの応答メッセージを音声で読み上げます。
入力を完了したら、ダイアログ下の「OK」をタップして保存します。「キャンセル」をタップすると保存せず、変更を破棄します。
うまくプロンプトを作成すれば、マグロの時や特定の店舗の時に通知するとか、配達先住所を読み上げるといった使い方ができるかもしれません。

この呼び出し時AIをうまく活用すれば、様々な用途に応用できるように思えますが、実際は簡単でないところがあります。
まず、使用回数に制限があります。プロユーザーの方は月に300回、それ以外のユーザーは月3回までとなっています(月内の最初に起動した時のユーザークラスによって、その時付与されます。プロユーザーになった直後には付与されず、翌月からとなりますのでご注意ください)。余った分の翌月への繰り越しはありません。たった3回では瞬時に使い切ってしまいますし、プロの300回でも専業の方では不足します。おそらく1000回以上必要だと思います。この機能を本当に使い込むユーザーが現れた場合、上位プランや追加購入の提供が必要かもしれません。
そして最大の難点は、AIの知能にあります。
理解力はチンパンジー並みと思った方がよく、結構な確率で嘘を言います。それなりに使えるプロンプトを作成したとしてもだいたい10~20%程度の確率で誤判定します
これは、現在のAIの宿命で、ハルシネーションと呼ばれており、AIが勝手にでたらめを創作します。今後、改善されていくことを期待しますが、残念ながら現状はそのレベルで、そういうものだと理解して使うことになります。

使い物になるかどうかユーザーの反応も含め、まずは試験的な運用になります。AIの進歩は速いため、これから先どのような機能になっていくかは予測できません。

2024年5月21日火曜日

オープンテストへのご協力のお願い

オープン(ベータ版)テストへのご協力のお願い

先日、コンパニオンが起動しない問題が発生し、多くの方にご迷惑をおかけしました。
このような致命的な障害の再発を防ぐため、一般のユーザーの方にもテストにご協力いただき、そのフィードバックを元に製品版をリリースすることにしました。
従来は、製作者による内部テストの後にすぐ製品版をリリースしていましたが、今後はその前にオープンテストを実施します。
ただし、緊急のアプリ更新については、オープンテストを行わずに直接製品版をリリースする場合もあります。

アプリ更新

内部テスト

オープンテスト

製品版リリース

オープンテストにご参加いただくことで、最新の機能をいち早く体験できます。
もちろん、ベータ版にはリスクが伴うため、より安定した製品版をご利用になりたいとお考えになる方もいらっしゃると思いますが、皆様のご協力により、より安定したアプリのリリースが可能となります。
なお、ベータ版テスターを解除しなくても、ベータ版をアンインストールして製品版をインストールするためのサイドローディング用ダウンロードページも用意します。

サイドローディング版の提供について

上記オープンテストの件でも触れましたが、サイドローディングによるダウンロードページを作成しました。これまで、Google Playの審査が度重なる障害となり、コンパニオンの公開がスムーズに進みませんでした。
以前は審査に1時間ほどしかかからなかったのに対し、最近では約48時間もかかるようになっています。今回のオープンテスト版リリースでも、2度にわたって否承認となり、アプリの使用方法や存在意義を説明してようやく公開にこぎつけました。オープンテスト公開のためにさらに2回の審査を経て、合計で5回の審査時間だけで丸10日間を費やしたことになります。
コンパニオンはこれまでに200回以上のアップデートを重ね、そのたびに審査を受けてきましたが、それでも突然否承認されることがあります。審査担当者が固定ではなく、その時々の担当者の判断によるためです。前回は通過しても、次回はどうなるかわかりません。
否承認の理由はほとんどが“ポリシー違反”で、アプリの機能自体ではなく、アプリ内の文言やPlayストアの掲載文、プライバシーポリシーの記載に関することが多いです。例えば、プライバシーポリシーに特定の記載がないだけで審査に通らず、軽い一撃でアプリ生命の危機に瀕します。
否承認通知の99%は定型文で、1~2行のヒントからその意図を解釈しなければなりません。セキュリティやプライバシーに関する制限が厳しくなっている社会状況から、アプリ制作者として理解はできるものの、大変な負担を強いられます。危険性のある機能の使用には、ポリシーに沿った説明や動画の提出、特定機能の実装が求められます。
公式配達員アプリの変更に対応する際、急を要することがありますが、対応してから使えるようになるまで最低でも48時間はかかります。審査が行われることは理解できますが、ホットフィックスへの更新に時間がかかり、不安定で時間のかかる審査が妨害となります。
こうした問題を避けるために、サイドローディングによるダウンロードも可能としました。

こちらのページで公開します。

※よくサイドローディングは危険と言われています。サイドローディング自体は危険ではありませんが、審査を経ずに公開されるため、悪意のあるアプリが存在する可能性があります。サイドローディングで公開するコンパニオンは、Google Playに公開するアプリと完全に同じもので、署名が必要なのでGoogle Playにアップロードしたものをそのまま公開しています。もちろん、コンパニオンには悪意のあるコードは含まれていません。

2024年5月8日水曜日

V1.220でGoogleログインが通らない件に関するご報告

経緯:

2024年5月4日(午後):Googleログインを変更したV1.220をGooglePlayにてリリース
2024年5月6日(午後):GooglePlayの審査を通過し、公開開始
2024年5月7日(午前):一部ユーザーでGoogleログインできないことが判明
2024年5月7日(午後):ログイン方法を元に戻したV1.221をGooglePlayにてリリース
2024年5月9日(夕方):V1.221が、GooglePlayの審査を通過し、公開開始

原因:

コンパニオンはGoogleアカウントを利用してユーザーを識別し、ユーザーごとのデータを管理できるようになっています。そのため、これまでGoogleサインインを使ってきました。
現在は、認証情報マネージャーという新たな仕組みが登場しており、従来のGoogleサインインは非推奨となっています。今のところ、従来のGoogleサインインを使い続けることはできますが、いずれは使えなくなることが予想されます。
コンパニオンでは、これに早めに対処するため、V1.220にて認証情報マネージャーに移行しました。
しかし、実装方法に問題があり、状況によってコンパニオンでのログインができなくなりました。
どうやら、旧バージョンのコンパニオンのログイン記録が残っている端末であればログインできるのですが、なんらかの理由でそうでない端末では、新たなログイン情報を作成できず、まったくログインできなくなります。
開発時の動作テストに用いている端末はこれまで繰り返しコンパニオンを使いつづけているので、正常にログインできたことから、事前に問題を発見することはできませんでした。

今後:

問題部分は判明しているので、対処したバージョンを作成することはできるものの、念のためプログラムの該当部分を従来のGoogleサインインに戻すこととし、V1.221を作成して、5/7の夕方にリリースしました。GooglePlayによる審査を通過(48時間程度要す?)できて公開された場合、問題は解消されていくと思われます。

依然として、従来のGoogleサインインが廃止される可能性は残っているので、認証情報マネージャーに移行が必要なことに変わりはありません。
根本的な対策としては、Googleの変更による影響を受けにくいように、Googleの認証機能を利用しない方法が考えられます。しかし、コンパニオンでは、最初にGoogleサインインを選択したことや独自のアカウント管理は、ユーザー体験の低下や個人情報の提供を警戒されるリスクがあります。また、コンパニオン自体も、これからどれほどの期間使われていくものか分からないため、今後もGoogleアカウントを利用し続けることになりそうです。

お詫び:

この度の問題によりご不便をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。より良いアプリを安定的に提供できるよう努めてまいります。

リリースにあたって、動作しないアプリによる影響を少なくするために、今後はオープンテスト(ベータ版)による参加者を募ってのテストも検討します。また、GooglePlayでの審査に時間がかかって、公式配達員アプリに変更があった時等も含め、迅速な対応ができない課題も認識しており、サードパーティのアプリストアやサイドローディング等、迅速な公開方法について引き続き検討してまいります。

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サイドローディングによるインストール

V1.221のダウンロード

2024年2月27日火曜日

TextGoに新しいMLテキスト検出を追加しました。

今回の記事は、コンパニオンではなく、別のAndroidアプリ「TextGo」についてです。

TextGoに機能追加しましたので説明を記載しておきます。


これまで、通常のテキスト検出方法と、イメージからテキスト検出する方法(OCR)がありました。これにもうひとつ他に、イメージからテキスト検出する方法(OCR)を追加しました。

通常のテキスト検出方法を「AS」

これまでのイメージからテキスト検出する方法を「AI」

新しいイメージからテキスト検出する方法を「ML」

と呼ぶことにします。


AIはプレミアムユーザーのみ使用可能で、月100回までの回数制限があります。

追加したMLには、そうした制限はありません。プレミアムユーザーでなくても使えますし、回数制限もありません。とはいえ、プレミアムユーザーでない場合、そもそも文字数制限があるので、どの方法であってもあまり実用的ではありませんが…

AIの方が検出精度が高いものの、MLで事足りるのであれば回数制限がないMLを使えばいいことになります。


設定

設定項目が変わっています。

「デフォルトテキスト検出」

最初の検出方法を選択します。

「MLテキスト検出モデル」

MLテキスト検出で使う、モデルを選択します。

AIテキスト検出と異なり、検出したい文字の種類に合わせたモデルを選ぶ必要があります。


「ML/AIテキスト検出イメージ解像度」

MLテキスト検出やAIテキスト検出では高速化や通信量削減のためにイメージを縮小してからテキスト検出をしています。

その縮小率を指定します。

MLテキスト検出はイメージを端末内で解析しますし、十分な性能を持った端末でMLテキスト検出をするのであれば、最大(右端)でも高速です。


「AIテキスト検出回数追加購入」

プレミアムユーザーの場合、これまで通り月100回までAIテキスト検出を使え、不足する場合追加購入できます。


検出時

検出した時の画面では、下に並ぶボタン構成が変わっています。

「イメージ保存」

これまで通り、スクリーンショットをストレージに保存します。


「AI検出」「ML検出」「ASへ」

それぞれの方法でテキスト検出を行います。


回数無制限のMLテキスト検出により、低コストでOCRが使えるようになりました。

UberEats、Demaekan、Wolt、menu、その他の配達業務で住所情報の検出にご活用ください。

Google Play および Google Play ロゴは、Google LLC の商標です。

2024年2月12日月曜日

ピックやドロップ中の駐車車両の安全を見守るリモートモニター機能を追加

ピックやドロップに時間がかかっている時に、駐車したままの車両のことが心配になります。

二台の端末でコンパニオンを使っていて、いつも片方の端末を車両のスマホホルダー等に装着して使われている方向けにリモートモニターという機能を追加しました。

この機能はプロフェッショナルユーザー専用となります。


駐車車両が動いた(加速度センサーが反応した)時や、駐車車両の端末に誰かが触れた(近接センサーが反応した)時に、手持ち側の端末に通知します。また、手持ち端末側からリモート端末のカメラで写真を撮影して送信させたり、カメラが人の顔を検出した時に知らせてくれます。


リモート端末(車両の端末)側の設定

「設定」→「その他」→「リモートモニター」を開きます。

駐車判定

・感度

車両が停止状態にあるとみなす端末の加速度センサーの閾値を設定します。

大きな値にすると鈍感になり、小さな値にすると敏感になります。


・時間(秒)

停車状態が設定した秒以上経過した時に駐車中と判断します。

信号待ちで駐車状態と判断されない程度の時間を設定するのがいいのではないかと思います。


センサー

・移動感知時通知

上記設定にて車両が移動した(駐車状態でなくなった)時に手持ち端末に通知します。

手持ち端末側の情報ウィンドウに「移動中」と表示します。

車両を勝手に移動された時に通知してくれることを意図しています。となると、ピックやドロップを終えて戻ってきた配達員自身が動かした時にも通知してしまいます。


・近接センサー感知時通知

端末には近接センサーが搭載されています。これは通話中に頬等が画面に触れて誤作動しないようにするためのもので、通常、画面の上部にあります。

これを利用すると、端末に手を触れようとした時にも検知できることが多いです。

近接センサーが反応すると、手持ち端末側に通知し情報ウィンドウに「近接感知」と表示します。

誰かが、リモート端末を操作しようとしたり、盗もうとしている状況が想定されます。


カメラ

・駐車時カメラ起動

駐車状態になった時にカメラを自動で起動します。プレビューがオーバーレイのタイトル部分に表示されます。

手持ち端末側から遠隔で写真を撮影させて送信できるようになります。

ただし、カメラをオンにするのは駐車中のみなので、移動するとカメラは停止します。誰かが勝手に車両を移動させても、停止されるまでの間カメラは使えません。


・カメラ選択

フロント側かバック側の使用するカメラを選択します。


・顔検出時通知

カメラに顔を検出した時、手持ち端末側に通知し、撮影した写真を送信します。

通行人等、特に害のない人も撮影してしまいます。配達員本人も撮影してしまいます。

撮影フレーム内に対象の人の顔が完全に映っていない場合でも撮影されることがあります。

一度撮影すると30秒間は、顔検出による通知を停止します。これは、大量の写真を延々と送信することがないようにするための対策です。


・最小検出顔サイズ

遠くにいる無関係な人をなるべく検出しないように、撮影する顔の最小サイズを制限します。


手持ち端末側の設定

「設定」→「その他」→「リモートモニター」を開きます。

受信側設定

・通知受信サウンド

リモート端末からの通知がある時に鳴らす音を設定できます。


「設定」→「オーバーレイのアイコン」→「リモートモニター」をオンにします。

オーバーレイにリモートモニターのアイコンが表示され、そのアイコンでリモートモニターウィンドウの表示/非表示を切り替えられます。

リモートモニターウィンドウでは、リモート端末のカメラで撮影した写真を見たり、撮影指示を出したりできます。

最大10枚まで表示し、右端が最新の写真です。

写真をタップすると、端末のストレージに保存してビューワーを開きます。


駐車した場所も分かる

駐車した場所が住所アシスタントの地図に表示されるので、どこに駐車したか分からなくなった時や、万一、どこかに持っていかれた時にご使用ください。

ただし、この位置はリアルタイムに更新されるわけではありません。リモート端末から顔検出等の通知があった時に、ついでに緯度経度を送信しているので、そうしたきっかけがないと更新されません。


補足事項

両方の端末がネットワークに接続できる必要があります。

端末の機種にもよるのですが、写真の転送容量を小さくすることを目的に写真の解像度をかなり落としているので、画質が悪いです。

容量は大きい時で、一枚10Kバイト(=80Kビット)程度になります。1000枚送信して80Mビット(=0.08Gビット)になる計算ですので、ギガ単位の回線を契約されているのであれば、大きなインパクトにならないと考えています。


撮影した写真はサーバーに送信されます。端末で受信すると同時にサーバーの写真は即時削除されます。受信されなかった写真も24~48時間以内に削除されます。


カメラを使うためバッテリーを多く消費します。車両側なのでモバイルバッテリーを接続することで対処可能ではあります。

2024年2月5日月曜日

コンパニオンアイコンメニュー、ピック時にドロップ順お知らせ、FCM経由ナビ転送、他追加。

オーバーレイのコンパニオンアイコンのロングタップでメニューを表示

オーバーレイのコンパニオンアイコンをタップするとコンパニオンアプリを表示しますが、ロングタップした際にメニューを表示するようにしました。

「今日の履歴」と「設定」の2項目あります。

配達中でもオーバーレイから少ない操作で「設定」を変更できますし、「今日の履歴」を開いてメモを編集するような使い方ができそうです。


呼び出し時単価の設定を細分化

呼び出し時の単価計算のオン/オフを細かく設定できるように変更しました。

「設定」→「ウィンドウ」→「情報ウィンドウ」にある以下の項目で、分単価、キロ単価、時間単価の計算のうち必要なものを選択できます。

・呼び出し時単価計算

・呼び出し時キロ単価計算

・呼び出し時時間単価計算

呼び出し時単価の表示時間を設定できる項目も追加しています。


複数ドロップの時、ドロップ順を表示・読み上げ

ドロップが複数ある場合、ピック時に該当の店舗の配達物をどの順序でドロップするかを情報ウィンドウの配達番号の右に番号で表示し、音声でも読み上げるようにしました。

これにより、配達順序を考慮して計画的に配達バッグ内に配達物を収納できます。仕切りで二階建てにしている場合に、上下どちらに入れておくか、効率を考えて選べます。

実際は、配達物の重量やサイズ等、安定性を優先して収納するべきですが、それが問題にならない状況であれば、配達順に合わせて収納しておくとドロップ先での入れ替え作業を省力化できるかもしれません。

ただし、コンパニオンが誤作動する可能性もあり得ますので、コンパニオンが示す配達順序を100%信用せず、配達先では配達番号を確認してドロップするようにしてください。

くれぐれも、配達物を破損しないために、手間より配達物の安定性を優先してください。


ナビボタンタップ時の検索アプリとして「共有」を追加

「設定」→「ナビ」→「ナビボタンタップ時の検索アプリ」と、「設定」→「ナビ」→「ナビボタンロングタップ時の検索アプリ」で「共有」を選択できるように追加しました。

共有に対応したアプリに住所テキストを転送できます。

もっとも、現状あまり有効な使い方はないかもしれません。配達ナビタイムで使えるかもと思いましたがGoogleマップからの共有にしか対応していない?ようです。


他端末へのナビ転送にFCM経由を追加(プロ用)

これまで、ナビボタンタップ時にサーバー経由と、Bluetooth経由で他の端末にナビ転送できましたが、加えてFCM経由での転送を追加しました。この機能はプロ用となります。

サーバー経由では受信側でのタップが必要で少し手間がかかります。プロであればロングタップして自動受信にすることもできますが、送信側端末でナビボタンをタップしてから受信側が反応するのに数秒かかります。しかし、ネットワーク接続さえできれば端末間の距離に制限がなく、Bluetoothに対応していない端末でも使える利点があります。

Bluetooth経由は、応答速度は速いのですが、端末間の距離が離れると転送できなくなります。

FCM経由は、応答速度がそこそこ速く、ネットワーク接続があれば端末間の距離が離れていても転送可能です。加えてBluetoothのように接続状態を気にする必要がなくなるのは楽です。

まとめると…

・サーバー経由

手動受信応答速度遅い接続性高Bluetooth不要

・Bluetooth経由

自動受信応答速度速い接続性低Bluetooth必要

・FCM経由

自動受信応答速度速い接続性高Bluetooth不要


注意点としては、以下のようなことがあります。

・送受信端末両方で同じGoogleアカウントでコンパニオンを使う必要があります。

・受信側端末で配達支援サービスをオンにしておく必要があります。

・送信端末以外の複数の端末でコンパニオンの配達支援サービスがオンになっている場合、そのすべての端末でナビが起動します。受信したくない端末では「設定」→「ナビ」→「FCM経由ナビを受信する」をオフにしてください。

・コンパニオンのサーバーやFCMのサーバーがダウンした場合、動作しなくなります。

・ネットワークの状態によっては、応答性が悪くなる可能性があります。


その他

呼び出し時、現金払いが含まれるかどうか分かるようになりましたが、その時、音声でお知らせするようにし、情報ウィンドウにも表示するようにしています。

オーバーレイの情報ウィンドウアイコンを消せる設定を追加しています。



ToDo

有給休暇を管理できるアプリをダウンロード